2018年春頃。72歳になった母親は、1日に何時間も散歩をすることが増えた。雨宮さんは、夏になったら熱中症などの心配があるため、2人の姉たちと話し合い、デイサービスの利用を考え始めた。
「認知症だと検査をする意味がないのでしません」 ショックといえば、こんな出来事もあった。認知症の診断が下った後、母親が胃の不調を訴えたため、念のため内科を受診し、胃カメラでの検査を求めた。すると、その医師は言った。
「7月頃母は、『頭がボーッとする。なんだか自分がおかしい』と訝しんでいて、『心配だから、一度病院で診てもらおう』と言ったらすんなり受診することになりました。本人も不安だったんだと思います。脳神経外科でMRIを撮ってもらった結果、脳の萎縮がみられること ...
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